システムエンジニアリング

システムエンジニアリングとは、成功するシステムの実現を可能にする学際的なアプローチであり手段である(国際システムエンジニアリング協議会、INCOSE)。

システムエンジニアリングとは、顧客のニーズ、期待、制約の集合を解へ変換し、その解をその生涯にわたって支えるために必要な、技術的および管理的な努力の全体を定める学際的なアプローチである(ISO/IEC/IEEE 24765:2010)。

システムエンジニアリングの目的は、複雑で統合されたシステムの開発を導くことにある。システムとは、共通の目標を達成するために協働する、相互に関連した構成要素の集合と定義される。工学的な要素の多い複雑なシステムは、複雑に相互に結びついた異質で多様な要素からなり、その開発を導くにはシステムエンジニアリングの適用が必要になる。

システムエンジニアリングが伝統的な諸分野と異なるのは、その対象がシステム全体である点である。それは顧客のニーズと運用条件を扱い、システムのコンセプトの練り上げを方向づけ、伝統的な工学分野のあいだを橋渡しし、個々の専門家のあいだの行き違いを乗り越える。

システムエンジニアリングはプロジェクトマネジメントの不可欠な一部である。工学的な努力を計画し方向づけるために必要だからである。